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自然に生まれるそれぞれのエシカル②~わたしの宝物~

「真穂ちゃんのような人が自分自身をきちんと持ち、表現していくということが、エシカルを広げていくのに大切なんですよ。」加美さんの言葉を引き継いで語られる、真穂さんのエシカルとは。

· エシカルに生きよう(インタビュー)

「エシカルって、自分の宝物を見つけることかな」

加美さんの話を聞きながら、考えたり、メモを取ったりしていた真穂さん。

エシカルについてこう語った。

「倫理感って検索したら、人が守るべきもの、って出てくるんですけど、私にとっては”守りたいもの”なんです」

宝物、つまり、自分にとって大切な物。

一生大事にしていきたい考え方や思い出、場所。

他人が決めたことではなく、自分で選び取っていく、ということなんだろう。

「宝物は緊張や、不安や、恐怖の中では見つけられないし」

安心の中で見つかるものですよね、と真穂さん。

「考えるって、とても不安になってしまうじゃないですか。だから、エシカルは五感で感じるものだと思う」

きっと真穂さんはこの話をされている間も、周りにあるもの、それぞれの表情、その場の隅々に漂う空気や記憶の中の風景から、五感をフル稼働させながら言葉を紡いでいた。

「同じ音楽を聴いていても感じ方が違う。それひとつひとつがその人にとってエシカルなのかな。コミュニケーションも大事だけど、それ以前に自分自身と対話するからこそ、自分のことが分かる。自分のことが分かるからこそ、お互いの違いが認めあえるし、お互いの倫理感を知ったら安心できる。

芸術とか表現って、人それぞれ違って、押しつけではなくて問いかけなんです。お互いの感性を認め合うようなことがもっと広がればいいなと思います」

真穂さんの歌は優しく、力強く、真穂さんの世界を表現している。

その中で時折強烈に心にぶつかってくるものがある。押しつけられている感じはしない。それも真穂さんの言う“問いかけ”なんだろう。

真穂さんが一通り話し終わると、加美さんが引き継いだ。

「僕は真穂ちゃんとは少し違う考え方をしてる、僕もそんなに外向的な方ではないんですけど、自分の中で感じたこと、思いついたことを誰かに話す、話していく内に仲間が増えて広がっていく、広がっていくとまた新たに感じたことや思いつきが生まれる。そんな風に開放されていくんじゃないかな」

加美さんと真穂さんの考え方は違う。でも、それぞれが尊敬しながら日々仕事をされているそうだ。

このインタビューの中で、お二人の話の中に「山」というキーワードが何度も出てきた。

「山のなかって良いですよね、緊張感もありつつ、リラックスできる。お寺に行くと自然と手を合わせたり、自然と道をきれいにしようとゴミを拾うし。場所に対しての敬意の念がそうさせるのかな」

と加美さん。

真穂さんは「安心できる状況を自分で作ってあげることが大切だと思うんですけど、自然や山の中ってすごく安心するんです。きっと、お寺の中や山の中、そんな環境がエシカルを支えてくれていると感じます」と言ってくださった。

風習の中に日本人ならではの美的感覚も、「エシカル」のひとつ。

長い歴史の中で自然にできあがってきた。

山の日当日の会場はお寺の境内にある山の上。

さあ、加美さん、真穂さんの仰るそれぞれのエシカルを認め合う場所を、どう作り上げていこうか。

 

 

 

古川真穂(Maho Furukawa) Profile
1999年"4D-JAM"のボーカリスト「ふるかわ♡魔法」としてメジャーデビュー。ブルースユニット"The Blue Films"や、ラジオDJ加美幸伸との幕間寸劇的デュオ"ScatRaw "、自然との調和を祈りパフォーマンスするプロジェクト"古川真穂と光合成"など様々なスタイルで活動の幅を広げ、近年は海外においても路上パフォーマンスやオープンマイクに挑戦するなど国内外で活動中。
メジャーデビューから20周年を迎えた2019年、突如ギターを片手にステージに上がり始める。
唯一無二のエンターテイナーとしてジャンルやカタチを超えて表現するその歌声は、一度聞くと虜になる「魅惑のカメレオンボイス」

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