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火を扱うこと、五感で感じること

能勢を拠点に活動されている、手作りキャンドルの”いりえのアトリエ”の入江さんと、火と、田舎暮らしの楽しさについて、ちょっと真面目に語らいました!

· エシカルに生きよう(インタビュー)

「火を起こすこと、火を扱うこと、火の大切さを、忘れていることって多いんじゃないかと思うんです。それを、伝えていきたいんです」

インタビュー全体を通して振り返った今、入江さんのこの言葉が、忘れられない。

入江さんは妙見山の麓、能勢で生まれ、育ち、また帰ってきた。

入江さんにとって、お風呂は薪で焚くのが当たり前だった。マッチの擦り方、木の重ね方、火と空気の関係。火の扱いは小さい頃から自然に身につけた。

火の美しさ、便利さ、ありがたさ、そんなことを伝えたい。

「ろうそくを買ってくださった方は仰るんです。”危ないから飾っておくわね”と。その想いもとても有り難いのだけれど、ろうそくの見た目のかわいらしさだけではなく、灯すっていうこともステキだということを知って欲しくて。」

現在もワークショップにイベントにと、精力的に活動されている。

途中、「多様性」の話になった。

大阪の街でしばらく暮らしていた入江さんは語る。

「便利になることは、確かに人を豊かにしてきました。でも、私は今この場所で暮らして、月明かりで満月か新月かが分かること、夜の闇の中で蛍を見、虫たちの鳴き声を聞くこと、時に炎の明かりで道を照らすこと、澄んだ空気を感じ、星空を見上げること、雲の動き、空気の匂いで雨の到来を感じること、なにもかもが揃っているわけではない田舎だからこそ、五感で感じとることができるものの多さを見つけられました。」

入江さんのお話を聞きながら、都会の生活と、田舎の昔ながらの生活がうまく混ざり合い、共存していく未来が目に浮かんだ。

一つの考えではない。一つのゴールではない。それが、これから人が進んでいく道ではないのだろうか。

入江さんの豊かな話は続く。

「能勢に住んでいる方々には、例えば火を起こしてお風呂に入るような、”面倒くさいし、機械に置き換えられるけど、有意義なこと”を実践されている方がたくさんいらっしゃいます。たとえば、川を汚さない草木染めをされている方、農薬を使わず、魅力的なガーデンを作っていらっしゃる方、ミツバチと対話しながらはちみつを採っていらっしゃる方。皆さんが私の目標であり、先生なんです。」

そんな入江さんに今後の目標を聞いてみた。

「これからは、ろうそくを作って終わりでなく、原料にこだわり、蜜蝋やお寺で廃棄されたろうそくなど身近にすでにあるもの、土地のものを使って、作品を作っていきたいです。純粋にお茶を楽しむ茶事のように、ろうそくの場を楽しむ場を作り、気軽に楽しんでほしい。それから、これは個人的にですが、自分に本当に必要な物を見極めていく目を養いたいです。」

エシカル、という言葉では表せないくらい、深く穏やかな考え方だった。

お気に入りのアンティークの着物とサンダルが自然になじんだ佇まいで、入江さんは優しくも強いまなざしをしていた。

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山の日フェスタにも、かわいいろうそくがたくさん登場します!

お楽しみに!

いりえのアトリエ

FB → https://www.facebook.com/irie.atelier/
instagram → https://www.instagram.com/irie.atelier/

 

Interviewer:能勢妙見山観光協会 植田観肇 吉井麻里子(記)

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